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アメリカ生活の悩みに関する読むアドバイス

トピックス
アメリカに住む主婦の社会復帰
質問
日本でアメリカ人の夫と知り合い、国際結婚で西海岸に住んで5年になります。子どもはまだ3歳ですが、このまま主婦を続けることに焦りを感じています。夫が日本語ができるので、家ではほとんど日本語で話すため、私の英語力は全く伸びていないからです。ママ友たちも全員日本人です。子どもが大きくなれば、アメリカ人のママたちと交流することになるだろうし、英語を身に付ける必要性はよく分かっています。日本ではキャリアウーマンとまではいかないまでも、仕事を持っていたので、いつかはここでも働きたいとも思います。夫の収入だけで、子どもの大学の学費がちゃんと出せるかも心配です。でも、子どもを他人に預けて学校に行くのも費用がかかるし、語学学校から始めたとしても、それだけでは就職につながらないし、その上の学校まで......といったことを考えると気が遠くなってしまうのです。こんな私は、どこから始めればいいのでしょうか? 私のような立場の女性がどんなふうに学校に行って、その後どんな仕事に就けるのか、過去の例などを教えていただければうれしいです。

回答
自分を磨き仕事を得て働くことは、アメリカに根付いて生きていくためにも大変有効なことだと思います。幸いアメリカは勉強するにも、仕事に就くにも年齢制限などあまりありません。移民でもやる気さえあればどんどん道が開けていきます。しっかり道を見定め、長い目で努力していきましょう。

確かに、英語習得の必要性はよく分かっていても、いちから学習しなければならないと思うと先が長くてやる気がなくなるという気持ちは分かります。あまり難しく考えず、肩の力を抜いて楽しく学ぶ方法を考えたらどうでしょう。例えば、趣味の分野を通じて英語力を高めるなどです。テレビドラマが好きなら、英語字幕を表示して何度も同じものを見る、料理好きなら、料理番組やレシピ本を見て英語に慣れていくのです。日本で基本的な英語は勉強していると思うので、後は経験と場数を踏むことで、語彙や言い回しは増えていきます。英語はコミュニケーションの手段なので、「上達してから」と考えるのではなく、実際に学校や仕事などで使うほうが上達していきます。完ぺきである必要はありません。間違っていても、なんとか人とコミュニケーションを取れるようになることです。そうすれば、人と接することも楽しくなりますし、アメリカで生きていく自信も付くはずです。日本で育つと失敗することを恐れがちですが、ここは移民の国、完ぺきではないアクセントや言葉を話す人はたくさんいます。間違えても次へのステップと大きくかまえて、図太くいきましょう。"流ちょうに2カ国語を話す"ということよりも"英語習得を頑張った"というあなたの姿勢と自信が、外国人の母親を持つお子さんにも将来良い精神的影響をもたらすことでしょう。

あなたの学歴、経歴、この先どんな分野で働きたいのかによって、これからの進み方が随分と違ってきます。まずは、何をしたいのか、どんな職業に興味があるのか、そのためにどれくらい努力していくつもりがあるのかをはっきりさせましょう。また、フルタイム・残業もOKでがんがん働くのか、家庭中心でパートタイムやフレキシブルなスケジュールでやっていきたいかでも、選ぶ職業が変わってきます。将来、家事と子育てをどのようにしていくのか、あらかじめ夫と相談して決めておくと、後々後悔したり、夫婦でもめたりしないでしょう。社会で通用する英語力を付けるのも、仕事のスキルを付けるのも、もちろん相当の時間と労力を要します。あなたが、これから勉強し仕事に就くには、夫婦の協力が必要になってきます。金銭的にも時間的にもどれくらいお互いにサポートし合えるのかよく話し合ってください。あなたの人生の優先順位 (家事、子育て、夫の希望、やりがい、収入など)をはっきりさせ、バランスを見ながら、職業を選択してください。

学校のオプションとしては、図書館での英会話教室はたいていが無料で、短大であるコミュニティーカレッジ(コミカレ)にある「移民のための英語学校」は授業料が格安です。コミカレの集中英語学校はそこを卒業するとコミカレに上がれるので、費用は高いですが大学で通用する程度の英語力が付きます。コミカレや大学は、専攻科目によっては日本の大学の単位を認めて、卒業に必要な単位として数えてくれる場合もあります。入学の競争率が高く、資格試験にも合格しなければなりませんが、看護師や歯科衛生師は、2年ほどのコミカレ卒業でなれます。短期間に手に職を付けるのであれば、マッサージセラピストやネイリスト、エステティシャンなど、数カ月の通学で免許が取れる職業もあります。もし、長期的に考えて、キャリアを積んでいきたいという場合は、会計や教職、ビジネス、コンピューターなどは多くの日本人女性がアメリカで働いている分野なので、大学や大学院進学をすると就職は有利になります。英語上達も学位取得も時間と費用がかかります。これは自分への投資です。収入や仕事の需要などをインターネットの求人サイトで調べ、将来性を見据えた上で決断することをお勧めします。

就職のオプションとしては、英語力を高めてから、日本での経歴を生かして、日系の会社に就職するということもできます。日本人留学生の就職や、駐在の人の転職と比べると、国際結婚をしている人の有利な点は、グリーンカードがあるのでビザの問題がないという点です。就職は需要と供給なので、あなたの能力を必要としている会社が見つかればいいのです。また、会社によっては、福利厚生として学費を一部出してくれるところもあります。

大事なのは、目標を立てたら、少しずつでも進むことです。その際に、やりたいこと、やるべきことを逆算しながら一つひとつ年表のように目標を立てましょう。例えば、子どもが学校へ行き始める2016年秋に就職。2014年秋に学校に行き始める。2013年に学校への申し込み準備開始、今は英語力アップと学校選び、など。目標通りにいかなくても、めげたりあきらめたりせず、少しずつでも前へ前へと進んでいけば、長い道でもいつかは目的地に到着します。

外国人だから、子持ちだからと委縮する必要はありません。何より、あなた次第です。大変でも、頑張ったことは必ず身に付き、自信につながります。将来、アメリカで収入を得て堂々と生きている自分を想像しながら、頑張ってください。

(スペースアルク 2012年10月掲載)


夫のアメリカ駐在に子どもを連れていくべきかどうか
質問
夫にアメリカ駐在の辞令が出ました。勤務先はニューヨークです。小学5年生と1年生の子どもがいて、家族全員でアメリカに住むか、夫が単身赴任するかで悩んでいます。私は下の子が小学校に上がってからパートタイムで仕事を始めたばかりです。任期はおそらく3年から5年くらいという話なのですが、夫の前任者は7年いたので、どうなるか分かりません。3年くらいなら子どもたちにアメリカ生活を経験させるのもいいかなと思いますが、5年以上になると、日本に帰るときに適応が大変だろうと思うのです。下の子には少しADD(注意欠陥障害)があり、アメリカの学校でうまくやっていけるかどうかも心配です。でも、こういう子どもに対して、アメリカの学校の教育のやり方の方が進んでいるという話も聞きます。どうかアドバイスをお願いします。

回答
長期海外生活をするかどうかは、人格及び学力形成期の子どもを持つ親には、子どもの将来に影響する大きな決断です。個人の性格、適応力、周りの理解やサポートなどで違ってきますが、渡米後も帰国後も、その適応に相当な労力が要ることは間違いありません。家族一緒の海外生活経験から得るもの、苦しみを乗り越えて得る人間的成長も大きいものですが、それに伴う苦労もあります。子どもの将来への影響、家族それぞれのニーズを踏まえ、まず、よくリサーチされることです。

小学5年生ともなれば、学校の勉強も高度になってきます。現地校ではそれを英語で学んでいかなくてはなりません。学校で学ぶほどの英語力の習得は、個人差はありますが、5年から7年ほどかかるといわれています。その間は宿題やリポートの提出などにサポートが必要となります。また、帰国後の子どもの高校や大学受験対策をどうするか、という問題もあります。

現地校にも通い、日本でも通用する高い学力も、となると相当なプレッシャーが子どもにかかることになります。更に、ちょうど思春期に入るので、異国での友人作り友人関係に悩むこともあるでしょう。選択としては、全日制の日本人学校に行かせる、現地校に行かせて帰国後、帰国子女枠のある学校を狙う、などがあります。その場合は学校の規定などがあるのでよく調べてください。もし長期滞在になれば、アメリカの大学へ進学ということもありえます。いずれにせよ、子どもの将来のビジョンを持つことが、決定のポイントになるでしょう。

小学1年生の子どもは、年齢が低いので、学校での勉強も友人作りもスムーズにいくように一見思えますが、学習言語(教科学習に必要な言語力)を育成する大切な時期でもあるので、この時期の長い海外生活を懸念する専門家もいます。家庭での日本語教育を含めたしっかりとした学力形成のサポートが必要です。また、交友関係も子どもの性格に大きく左右されます。性格的に明るく社交的な子は、遊びスポーツを通して友達が作りやすく、英語の上達も早いでしょう。ただし少しADDがあるということで、大きな環境の変化にどのように反応するか、また新しい言語の習得にどれくらい労力を要するか危惧されます。確かに、アメリカの学校の方がADDなどの障害に理解がありサポートもあるようですが、最近は予算も厳しく、軽い障害の子どものサポートまで手が回らない学区も多いようです。アメリカの学校は、公立でも学区、学校によって随分と提供する内容が異なるので、インターネットでニューヨークの日本人コミュニティーを探し、同じような立場の親を探し情報を得たり、学校と直接コンタクトを取り、子どもの事情を説明し、どのようなサービスを受けられるか調べると良いでしょう。そして、子どもの特性も考慮して決めるといいでしょう。

このように、家族での移住は、あなたにも子どもにも相当な負担がかかります。先に夫に行ってもらい、夏休みに日帰りサマーキャンプなどを経験させ、様子を見るという方法もあります。子どもがアメリカ生活に興味を持てば、その時実行しても遅くはありません。必要ならば2年ほどであなたと子どもだけ帰国するということもできます。また、生活の基盤を日本とし、長期の休みごとに夫を訪ね、アメリカ生活を経験するという手もあります。行く行かないの二者択一ではなく、家族全員のニーズを踏まえ、なるだけ柔軟な態度でいろいろなオプションを考えてください。

(スペースアルク 2012年4月掲載)


アメリカでの成功の秘けつが知りたい
質問
日本でアルバイトをしている24歳です。正社員での就職が見つからず、アルバイトで食いつないでいます。これからのことを考えると、少し留学して何かを身に付けて日本に戻った方がいいのでは、いや、いったん出たら就職はないかも、と悩み、なかなか決心がつきません。アメリカにはコミュニティーカレッジと、4年制大学があるのは知っていますが、卒業後の就職のことや、自分の年齢のことを考えると、どちらの方が有利なのでしょうか。また、それぞれの学校を出た場合の、アメリカでの就職の可能性はどうでしょうか? 日本人でアメリカで成功している人たちの秘けつのようなものを教えてください。今の自分は、将来が見えずにもがいている状態です。どこで何をすべきか、どういうふうに考えるべきか、などのアドバイスをいただけるとうれしいです。

回答
世界中の景気がパッとせず、ポジティブな将来像がイメージしにくい今日このごろ。その中で必死に何か実を結ぶものを得たいと手探りしている状態ですね。文面からは「手段」をあれこれ考えている様子は伝わってくるものの、あなたが本当に何をしたいのか、つまり「目標」が伝わってきません。留学はあくまで目標達成のための一つの「手段」であって、留学で目標に近づけるかどうかは自分次第です。

留学云々はいったん脇に置き、今一度自分の長期目標が何なのか考えてみてください。例えばの話ですが、目標が「正社員であれば職種は問わない」のか、「何かを真剣に学びそれを職業にしたい」のかでは手段も変わってきます。というのは留学は時間、エネルギー、お金どれをとっても自分への莫大な投資だからです。この機会に何かを真剣に学んで今後の就職を少しでも有利にしたいというなら、何を学べば目標に近づけるのか具体的に調べることです。

まずは手始めに日本の企業やバイリンガルのための求人情報を調べ、興味のある仕事に求められている資質、技能、知識などをリストにしてみてください。リストの中で学んでみたいことはありますか? 得意そうな分野は? だいたいの分野が見えてきたら、できれば実際にすでにその分野で働いている人に話を聞いてみましょう。理想と現実の両方を見ることで、あなたの道がより明確になることもあるでしょう。

目標が決まったら、次は具体的な手段の選択です。日本で目標を達成しようとした場合と留学する場合、両方を比較するようお勧めします。というのも、どちらにも長所短所があるからです。例えば日本で学校に行く場合、留学よりは期間は短く費用も安いのですが、大学に戻る場合は入試の壁があります。留学の場合は、期間と費用はかかりますが、その後アメリカで就職する際は年齢を気にする必要はありません。アメリカではいったん社会に出てから学校に戻る人はとても多いのです。

ここで質問のアメリカの学校の種類について少し説明します。コミュニティーカレッジ(コミカレ)は地域の人に学びの機会を与えるのが使命なので、間口は広く入学基準も緩やかで、費用も4年制よりもお手ごろです。プログラムは大まかに言って2種類。一つは職業訓練のためのプログラム、もう一つは4年制大学に編入するためのプログラムです。ですので、2年コミカレに通ってから、2年4年制大学に通う人もいます。4年制大学は全米に4000校近くあり、難易度、専攻の種類ともに千差万別ですが、入学基準はコミカレより厳しいところが多いです。

さて留学のためのリサーチですが、これは時間がかかります。留学関連雑誌や書籍に目を通す、学校の検索、地域の選択、費用の準備、英語の勉強、ちょっと考えただけでも検討することが山ほどあります。それを乗り越えやっと留学までこぎつけても、それは単なるスタート地点。正念場は渡米してからです。英語と文化の壁で、気持ちがくじけそうになることは何度もあるでしょう。

アメリカ社会で成功する秘けつは、固、柔、笑のバランスです。「固」は自分の目標を決めたら、簡単に投げ出さない意志の固さが必要ということ。次に「柔」。留学という困難を乗り越え学位を修め、ようやくアメリカで就職活動開始となっても、最初から自分が一番希望する職に就けることはまずありません。というのもビザや英語のハンディを抱えながら、アメリカ人と競うのですから容易なわけがないのです。そこで自分の希望にそぐわないから、とあきらめてしまってはそれまで。どうせ回り道が避けられないなら、希望の職でなくても、そこで得られるものは何か、人脈は利用できそうか、どうすれば少しでも有利に次のステップにつなげられるのか、頭の「柔」らかさが必要になります。最後に「笑」。外国で暮らす以上、失敗は避けられません。落ち込むのは当然です。深刻になり過ぎるのではなく、失敗もユーモアに変えて「笑」ってしまえるくらいの、心の余裕が大切です。今あなたはもがいて苦しいことでしょう。でもそれを、現状を打開するエネルギーに転換できるかどうかはあなた次第です。

(スペースアルク 2012年3月掲載)


運転が怖い
質問
20代の専業主婦です。近所のごく限られた道なら運転できるのですが、慣れない道やフリーウェーなどがこわくて運転できません。また、車が一台しかなく、夫が会社に乗って行ってしまうと昼間は家から出られない状態です。夫は、「女が一人で出歩くのは危ない」「夫婦なんだから、いつも一緒に行動しよう」と言い、夫の運転で夜や週末に出かけることはありますが、夫は私の提案に同意しないと運転してくれないため、すべて私の行きたい所に行けるというわけではありません。とりあえず運転がもっとできるようになれば行動範囲も広がると思うのですが、運転の際の恐怖心を克服してフリーウェーの運転ができるようになるためにはどうしたらよいでしょうか。

回答
電車やバスなどの公共交通機関が便利な日本からアメリカに来ると、まず困るのが移動方法です。時速65マイル(104キロ)以上で走るフリーウェーは、日本であまり運転していなかった人には恐怖です。その上、もし事故に遭ったら、英語でどう対応するのか、その後の処置は……と考えると余計怖じけてしまいますよね。

でも、アメリカでの生活が長期になるのなら、あなたの感じているように、車がないと行動範囲は限られてしまいます。ご主人とあなたの意見が合った場所にしか連れて行ってもらえない、車がない日は昼間家から出られない、となると、ここでの生活は面白くなく、自由でなく、孤立して、とてもフラストレーションがたまってきます。

運転の恐怖を克服するために、以下のことをしてみてください。
  1. バスでいろいろな所に行って道を覚える
  2. 帰ってから今日通った道を地図で確認する
  3. 夫や友達の車の助手席に乗り、ナビゲーターをする(ただし、夫婦間で運転を教わると、けんかになりがちなので注意してください)
  4. 事故を起こした時の処理を知っておく(携帯電話を持つ、保険会社やAAAなどの電話番号を控えておく、保険の書類を持つ、その場で役立つ英語の文をあらかじめ書いておくなど)
  5. フリーウェーで入口と出口の間隔が短かく、車線変更のない場所を、ラッシュアワーを避けて走ってみる。

もう一つ気になるのは、ご主人との意見の相違です。「家にいて安全だが、うつうつとしている妻」と、「冒険して生き生きと外に出掛けている妻」では、どちらが彼にとっていいでしょうか? いくらご主人が「夫婦なんだからいつも一緒に」と言っても、主婦の生活は夫との人間関係だけで成り立っているのではありません。日本の専業主婦は、自分の家庭、実家、夫の家族、元職場、小中高、短大、大学、サークル、子どもを通しての集まり、などなど、様々な場所に属しています。いろいろな場所・環境に属しているというのが、人間の社会的に健康的な状態です。ところが、海外に住むと、日本にあった種々の関係をすべてなくすわけで、その淋しさ、喪失感、孤独感はとても大きいのです。その状態から抜け出すためには、ここで一から新しい世界を作っていかなければなりません。つまり、あなたが自分で動かなければならないのです。彼があなたのことを心配しているのなら、上記のような計画に協力してもらいましょう。

フリーウェーを走れるようになり、慣れてくれば、運転が開放感と力を与えてくれます。行動範囲も広がり、ご主人との二人の生活にプラスして、あなたの生活も始まるはずです。冒険することで新しい世界が広がりますよ。

(スペースアルク2008年1月掲載)


アメリカに来てからヒステリーになった妻
質問
日本人妻を持つアメリカ人男性です。日本で出会い、最近アメリカに二人で来ましたが、妻のヒステリーに困っています。僕は何でも話し合って解決したいタイプですが、彼女は怒っても落ち込んでも黙り込んでしまうタイプ。何を聞いても「話したくない」「話しても無駄」という答えが返ってくる上、黙っていられなくなると今度は狂ったように怒り出し、モノを投げたり暴力的になります。君のやっているのはAbuse(虐待)だと説明しても、もっと狂うので、何もできません。妻は「私はクレイジーじゃない、あなたが日本の文化をわからないからだ」と言いますが、僕にはクレイジーとしか思えません。どう説得すれば、妻は精神科医に会ってなんらかの治療を受けてくれるのでしょうか。

回答
カウンセリングに来られる国際結婚カップルの多くが同じような問題を持っています。日本ではそんなことはなかったのに、アメリカに来てから妻の様子がおかしい、狂ったように怒ったり暴力をふるうこともある、一日中家にこもりっきりになる・・・これらは夫には「ヒステリー、クレイジー、もしくはうつ」と映るようで、妻には精神薬が必要だと言うのもよく聞く話です。

アメリカに留学した日本人女性がアメリカ人と結婚しても、大なり小なりこういった行動になることがあります。アメリカに初めてきた女性なら尚のことです。旅行や留学で一時的にアメリカに住むことと、結婚によって半永久的に住むのは全く違います。彼女達は大変な思いをして日本を出てアメリカに来たわけで、人によって差はあっても1年から3年は精神的に辛い時期が待っています。一日も早く適応しようとすぐに仕事を見つけて、ただ仕事をこなすだけで疲れ果ててしまう人、英語ができず外に出るのが怖くなって家に閉じこもってしまう人、日本人コミュニティーで嫌な思いをして落ち込んでしまう人など、「がんばろうと思ってもできない状態」が続くのです。そしてそれは「普通の反応」でヒステリーでも精神病でもありません。言葉と文化の壁は、人を一時的に変えてしまう程、大きく激しいものです。

肝心なのは、その間、夫がどう支えるかです。「もっと外へ出たほうがいい」「友達を作るべき」「学校に行って勉強すれば?」などの指示は禁物です。それらをすればいいことは誰だってわかっています。わかっているのにできないのが辛いのです。あなたにできるのは、彼女のどんなに小さな努力でもほめてあげることです。決して適応が上手にできている他の日本人女性と比べないこと。そして、彼女の痛みや辛さを「僕のせい」としょいこまないことです。あなたとの結婚も、アメリカ行きも、彼女が決心して決めたことです。彼女が彼女のペースでこの国に適応するのを見守ってあげてください。二人で何か楽しいことを定期的にして、生活をエンジョイするのも大切です。

(スペースアルク 2007年12月掲載)


外国生活に疲れ、ひきこもりたい自分
質問
北米で結婚をきっかけに生活をしはじめて6年目になります。最近2年制のビジネスカレッジを卒業しましたが、今は燃え尽きた感じもあり、就職などもせずできれば家に引きこもってたいと思ってしまいます。その原因は自分の社交力のなさで、大勢で集まるパーティーなどが特に苦手です。日本語では楽しい話のひとつもできるのですが、英語になるとどうも人を笑わせることができず、自分が面白みのない人で終わってしまっているような気がします。ただつまらない人だったと思われるくらいなら社会に出ない方がいい、とまで追い詰めてしまいました。どうすれば元の気楽で話し好きの私に戻れるのでしょうか?

回答
あなたは、日本語でなら楽しい話ができるわけで、社交力がないというのは、英語社会でのことのようです。また、ビジネスカレッジを卒業されたということは、語学力もあるし努力もできる人だということです。今のあなたに必要なのは、「日本へのこだわりを捨てる覚悟」です。日本だったら・・・、日本語なら・・・、という思いを持ち続けると、外国での暮らしは「虚構の生活」になってしまいます。どういうことかと言うと、日本で自分ができていた仕事が本当の仕事だと考えると、外国に来てすぐにありつける仕事は日本のレベルよりは当然低くなるため、そんな仕事は仕事ではない、日本語での社交力を持つ自分が本当の自分だと考えると、外国で人付き合いをしている自分が格好悪く、そんな人付き合いならしないほうがまし、ということになるのです。外国に住んでいる人がそういう考え方をすると、殻に閉じこもったような生活になってしまいます。

あなたは、これからも外国に住んでいく日本人です。日本での自分を取り戻すことではなく、外国で「新しい自分を作る」ことを考えましょう。あなたのように、日本での生活や日本での人付き合いが忘れられず、新しい国に順応しようとせず、不幸な状態を続けてしまう日本人は多くいます。「日本だったら、こんな悔しい思いはしなくて済むのに・・・」「日本ならもっと積極的に暮らせるのに・・・」という殻から出られないのです。外国でいちから生活をすることは、言葉の壁、文化の壁などで、嫌な思いや恥ずかしい目に遭うことがたくさんあります。しかし、それを恐れていては成長できません。外国で成功している日本人は、日本での生活や職歴などを「第一の人生」として考え、外国での生活を「第二の人生」と考えています。日本と同じことを外国でも続けようとすること自体、無理があるし、幸せの形はひとつだけではないからです。結婚によって外国に住むことになったら、新しい自分を造るために言葉を学び、人と会い、社会に出ることです。それが国際人になるということです。日本だったらできないこと、外国に住んでいるからできること、そういうことをして成功できたら、日本での自分より、ここでの自分を誇りに思えるし、今のあなたの辛さは「あれがあったから、今の自分ができたんだ」と思えるでしょう。そこに到達するのはあなたの努力次第です。

(スペースアルク 2009年7月掲載)


夫の留学のためのアメリカ生活のストレスをどう考えるか
質問
夫と小さな子供(1歳、3歳)2人がいる、在米2年目の者です。夫は医者ですがアメリカで更に研鑽を積みたい、という夫の希望で来ました。ですが、研修医なので、給与は高くなく、個人的な留学であるため、引越し・家賃など全て自己負担なので、貯金もほとんどできません。子供はそろそろプリスクールに行かせたいのですが、1台しかない車は夫が通勤に使うため、自由に外出できるわけではありません。来年からは夫の給料はさらに下がるらしく、子供の教育資金などの長期的な目処も立たず、異国で借金をしてまで夢を実現させたい、という夫の気持ちにストレスを感じ、子供にもつらくあたってしまったり、自己嫌悪の日々です。どちらの実家もサラリーマン家庭なので、援助は期待できません。最後の砦は私の独身時代に貯めた貯金ですが、もしも何かあったらと思うと不安です。最後まで夫の希望をかなえてあげるべきか、諦めて日本に帰るか、どうするべきでしょうか。


回答
異国で、小さい子供を二人も育てるというのは、決して容易なことではありません。多くの女性が、不安や孤独に陥ります。まして、夫は研修医として多忙で、貯金はほとんどできない、外出も自由にできないということなら、「なぜこんな生活をしているのか」「夫のためにこんな所に連れてこられた」とストレスを感じ始めても無理はありません。それでも、子供につらくあたってしまうと自己嫌悪に陥るあなたは、良き母、良き妻であろうとするやさしい女性です。独身時代にきちんと貯金したということは、あなたがしっかり者でもあるということで、ビザの関係で、外で働いて苦しい家計を助けることが出来ない現状では、さらにストレスを感じていらっしゃるのかもしれません。

ここで、この留学をご主人と決めた時のことを思い出してみてください。彼がアメリカで研鑽を積んだ後の成功を二人で夢み、自己負担の費用も多少の苦労も覚悟して渡米されたのではないでしょうか。その時は、留学は「二人の夢」だったのです。しかし、渡米2年、彼は仕事、あなたは子育てと家事という現実に追われ、いつの間にか「二人の夢」であった留学が、あなたの中で「夫の夢」になってしまったのです。

この生活を乗り切るためには、もう一度「二人の夢」であることを再確認することが重要です。ステップアップによる彼の充実感、収入の増加などが、結果的には家族の為になると確信できれば、気持ちも変わってきます。もしあなたが、彼の留学を、そこまで犠牲を払う価値があるのか納得していないなら、じっくりその点を彼と話し合ってください。

彼と金銭的なことを明確にすることもお勧めします。あなたの不安、ストレスも話すことです。車をもう一台買うかどうか、費用はどうするか、買わないなら、夫はバスで通勤できるか、夫を仕事場まで送迎してあなたが車を使うのはどうか、プレスクールには行かせるべきかどうか、生活のために借金する必要があるか、その場合将来の返済はどうなるか、など具体的に解決策を練ってください。

こういった話し合いを通して、夫の留学の意義と価値を再確認し「二人の夢」として実現したいと、再度決心できたのなら、「自分で決めたことだから、文句は言わない」という覚悟が必要です。「誰のためでもない、自分たちの夢」を叶えるのですから、お互いに不平不満を口にすることは抑え、ひとつの目標に向かって努力していることへの感謝を互いに示しましょう。生活水準が下がっても、苦しいのは今だけ、ふたりの夢を叶える為に努力していると思えれば、世間一般の標準と比較することなく、一時的な苦しい現状も違ったように感じられるはずです。 

一方の夢を二人の夢とし、協力しあって苦しい時を乗り越えた時、夫婦の絆はより一層強いものとなります。苦しい時代も後になれば、良い思い出となるものです。夫の夢を二人で叶えられたら、いつかあなたの夢も二人で叶えられるのです。それが夫婦の良さなのです。

(スペースアルク 2010年11月掲載)


日本の地元に帰るべきか、海外生活を続けるべきか
質問
先日、日本のいとこの結婚式に出席して帰ってきました。久しぶりに大勢の親戚に会いとてもにぎやかな楽しい時間を過ごしました。地元は田舎でしょっちゅう親戚が集まり、冠婚葬祭は盛大です。若い頃は、早くあそこから出たかったし、未知の世界に憧れていたので、留学し就職もしました。でも、今回、家族や親戚だけでなく、小学校時代からの友達に囲まれてみんなから祝福を受けて結婚した彼を見ると、自分の人生、間違っていたのでは、と突然思ってしまったのです。仕事は海外出張が多く、勤務時間も長く、今までは仕事一筋の毎日に充実感を持っていたし、仕事で世界中に行けることが喜びでもありました。独身なので休みの日は自由に時間を使えるし、好きなことに好きなだけお金を使えるし、そんな自由な生活が気に入ってました。でも、日本から帰ってからは、地元で暮らすほうが正しいのではないか、このままアメリカで暮らすのは間違いではないかと悩んでいます。

回答
地元に残り、そこで暮らしていくのと、地元を出て、外国で暮らすのには大きな違いがあります。冠婚葬祭を盛大にする地元に残るというのは、家族だけでなく、小・中・高の友達、多くの親戚に囲まれての生活が続き、人との付き合いとつながりはとても強いでしょう。しかし、みんながみんなのことを知っている、というプライバシーの無さや、風習や慣習に沿った生き方をしなければならない、という不便さもあるのではないでしょうか。反対に、外国に出るというのは冒険であり、新しい生き方ができたり、自己実現ができる機会を得ることになります。それに付随するのは、地元の人間関係をなくすことや、外国で暮らすことからくる孤独感などでしょう。

つまり、どちらの生活にも長所短所があるということです。あなたは地元を出たかった、未知の世界を知りたかったという人です。だからこそ、留学と外国での就職という冒険を選んだのです。こちらの暮らしを気に入っているということは、あなたが目的を達成したということです。しかし、今回の帰国で目の当たりにしたのは、あなたが選ばなかったほうの人生です。地元で暮らし結婚したいとこの人生もとても良さそうに見えたから、あなたはショックを受けたのです。

あなたは留学と海外での就職という山に登り、立派に登頂した人です。地元のいとこが登ってきた山は全く別の山で、そこには違う形、木、風景があります。いとこの山が良く見えたとしても、あなたが今の生活をすべて捨てて地元に帰ったら幸せか、というとそうではないかも知れません。ただ、今までの人生の目的を達成できたから、「次に登る山がまだ見えない」状態なのではないでしょうか。いとこだって、あなたの山を見たら「すごい」と思うのではないでしょうか。

人生には節目があります。ひとつの山に登り終えたら、次の山、そしてまた次の山という節目が。それぞれの節目には、他人の山を見て「あっちが良さそうだ」と思えたり、「これでいいのだろうか」と迷うこともあります。しかし、自分が選んできた山は、理由があったから選んだのだ、ということを忘れてはいけません。あなたの場合は、冒険心や開拓心、自由、といったもので、それらはあなたにとっては大切なものであったはずです。自分にとって大切であることが、地元での暮らしではないからといって、それが間違っているとは言えません。

この先、どんな生き方をしたいのかを考えることです。仕事、プライベート、日本との付き合い、こちらでの人間関係など、次の山には、今までの山とは違った意味や目的があるでしょう。大切なのは、自分で選ぶこと、選んだら一生懸命その道を進むこと、そして選ばなかったほうをきっぱりと捨てること、この三点です。

(Front Line 2010年10月掲載)


アメリカへの移住、どこを選ぶか
質問
海外生活について意見を聞かせていただけたらうれしいです。夫の家族、親戚がワシントン州に住んでいますが私たち夫婦はハワイに移住希望です。(夫はアジア系アメリカ人です。)現在日本ですがそのうち、引っ越さなければなりません。まだ子供はインターナショナルスクールの小学生ですが、どちらに引っ越したら子供たちの成長にとって一番プラスなのか悩んでいます。親戚、家族のいるワシントン州でマイノリティーとして育つか、ハワイで親戚はいないけれど、ハワイ人というアイデンティティーをもって育つか。子供たちにとって、精神的に成熟した大人に成長するにはどちらが理想なのかわかりません。アドバイス、お願いします。

回答
海外移住とそれに関わる「子供のアイデンティティーの形成」という大きな選択に直面して迷っているのですね。それにワシントン州にせよハワイにせよ一長一短があり、簡単には決断できませんよね。

さて、あなたの文面でまず気になったのが、ワシントン州に住む=子供のアイデンティティーはマイノリティー、ハワイに住む=子供のアイデンティティーはハワイ人、となっていることです。ワシントン州にせよハワイ州にせよアメリカですから、白人でない限り社会の中ではマイノリティーと認識されることは避けられません。でも一口にワシントン州といっても、マイノリティ人口の多い海岸沿いと、白人人口の多い東側では環境もずいぶん異なります。それからハワイ州に住んだからといって、子供のアイデンティティーが現地のハワイ人のようにになるのか、というとそうとも限りません。

アイデンティティーは、自分を取り巻くすべての環境に影響されながら、長期間かけて形成されていくものですし、影響の受け方も一人ひとり異なります。それにいったん形成されても、その後の人生によってまた変わっていきます。移住という人生の大きな変化に直面すれば、子供だけでなく、大人であるあなた自身のアイデンティティーにも変化が起きるでしょう。それに現時点ですでにアイデンティティーが確立してい大人のほうがむしろ、新しい文化に適応するのに苦労するというケースは多くあります。

「そのうち、引っ越さなければならない」とありますが、移住はあなた自身の希望なのでしょうか?それとも夫の希望?移住しなければならない理由は何なのでしょうか?というのは、本人の意に反して移住する場合、環境の変化や文化・習慣の違いを楽しむどころか、気分が落ち込んで引きこもりになってしまうというケースが多くあるからです。特に、あなたが移住によって専業主婦になる場合、注意して欲しいことがあります。移住後、子供は学校、夫は職場という居場所がすぐにできますが、あなたは、異文化の社会で家しか居場所がないという点です。地域の英語学校に通って英語の勉強をする、ボランティアに参加するなどして、家以外の居場所を作り、文化適応の努力をすることがとても大切です。

それから日本で国際結婚したカップルが、配偶者の国に海外移住すると、「外国に住む配偶者」の立場が逆転して、夫婦関係もインパクトを受けることも覚悟してください。今までは日本語の環境、日本の文化であなたは不自由なく、むしろ夫を助ける立場だったのが、今度は英語の環境、アメリカ文化の中で、夫に助けてもらう立場になるからです。

子供が小さいうちは、子供のアイデンティティー形成に与える親の影響は大きいですから、親が快適で幸せに過ごせるところに住むことが大切です。ですからまずはあなたにとって、どこが快適に過ごせそうか、ということを考えてみてください。それから夫の親族の近くに住むかどうかですが、これまで夫の親族との関係はどうでしたか? 移住当初は、親族が近くにいてくれればいざというときに心強いでしょうが、長期的に見て、近くに住んでうまくやっていけそうなのかどうか、今一度考えて見てください。

泣いたり笑ったりしながら人生の大波小波を、夫婦が力を合わせて、ひとつひとつ乗り越えていくのを、子供はちゃんと見ています。そして移住によってあなた自身も、精神的な成熟にさらに磨きをかけることが出来るはずです。

(スペースアルク2011年1月掲載)


夫の留学については来たものの・・・
質問
夫がアメリカでPh.Dを取ることになり、それに付き添って渡米した者です。結婚したのも、夫がアメリカに行く事が決まったためでした。今やっと1年目が経ちましたが、これから約3年程(もしくはそれ以上)滞在しなければならない状況です。夫のボスの意向で、すぐにでもアメリカに行かなくてはならない状況になり日本を経つ前に何も下調べなどせず、英語も出来ない状態でばたばたと渡米してしまいました。

現実の厳しさに毎日落ち込んでしまいます。夫が学生の為、私のビザも他の奥さんのように自由がきくわけではなく(パートタイムで仕事をしたり、学校に行ったり等)、最初の半年間は毎日暗い家に閉じこもりきりでした。
どうしても「何かしたい」という思いが消えず、わざわざ一時帰国し、学生ビザに切り替えて語学学校に入ることにしました。今丁度語学学校が半年終わった所です。
語学学校に入る事を決意した所から、漠然と「私も大学院へ行きたい」という思いがありました。特に分野もしぼっていないままです・・・語学学校が終わるというのに、結局TOEFLは足りないままの状態です。
次のセッションから、undergradのクラスをいくつか取る事にしました。日本の大学を出てから5年程経過しており、自分の知識を試してみようという気持ちからです。しかし、自分の英語力でついていけるのか、友達も出来にくく、非常に消極的な私が大学でやって行けるのか、大学院へ行きたいのならまずtoeflをパスする事に集中すべきなのか、夫のPh.D取得がメインではなかったのか、などなどもう何を優先すべきか分からない状態になってしまいました。

私が学位にこだわっているのは、日本を出るときに親を始め、職場の方達にも多大な迷惑をかけてしまった為です。これだけ大それた事をしてしまったのだから、私自身も何かステップアップして日本に戻らないと、会わせる顔が無いと思っています。夫も私より7歳年上のため、Ph.Dを取得したとしても、日本で職が見つかるのかどうか、という不安も常にあります。

回答
日本でのあなたは、仕事をし、家族や友達があってという自立した生活を送っていました。それを第一の人生としましょう。第一の人生では、あなたは責任ある大人で、人に迷惑をかけたり、計画不十分なまま行動に移したりということが少なかったのだと思います。結婚は、第二の人生の始まりです。恐らく、あなたは、結婚に関しても、このようなバタバタした形は願っていなかったし、渡米も、もう少し心の準備や、語学の勉強などをしてから、と考えていたのだと思います。つまり、あなたは、第一の人生と、第二の人生の自分のあり方のギャップにショックを受けているのです。

しかし、それほどの大決心をしたのは、この結婚が大切だったからではないでしょうか。もし、あの時、自分の人生を変えたくないという思いのほうが強かったら、この結婚は起こらなかったのです。結婚は成長の場です。なぜなら、第一の人生では「自分ひとりの決断」で多くのことが成されていたのに反し、第二の人生では、「ふたりの決断」によることが増えるからです。ひとりよりも、ふたりで協力すると大きなことができる、そのためにはふたりがお互いの意見を尊重し、話し合い、決断し、その決断をサポートしあうという態度が必要で、精神的に成長した人しかできません。

あなたの文章からは、日本の職場の人に迷惑をかけたことや、彼らに会わせる顔がないというふうに、精神的にはいまだに第一の人生の中に生きているようです。慌しい渡米はあなたのせいではありません。結婚するためには仕方がなかったのです。人生の選択は、一旦選んだら、捨てたものはきっぱりとあきらめる潔さが必要です。そうしなければ前には進めません。あなたがこの先やらなければならないのは、新しい人生をふたりで作っていくこと、あなたが新しいキャリアを見つけていくこと、このふたつです。それに集中することで、第二の人生がやっと「自分のもの」だと感じることができるのです。

夫がPh.D取得後、日本に帰国するにしても、アメリカに残るにしても、どっちに転んでもできる、あなたのキャリアを見つけることです。日本でやっていた仕事や、日本の学位に近いものを選ぶのもひとつですが、全く新しい分野に挑戦するのもいいでしょう。こんな大きな変化の時は、それができるチャンスです。しかし、「それ」を見つけるのは、そうそう簡単なことではありません。焦って、続かないものを選ぶよりは、しばらく、少しずつクラスを取って英語を勉強することにだけに集中し、アメリカの生活を彼とエンジョイするといいでしょう。時間が経ってからやりたいことが見つかり、あなたが学校に行き始め、その途中で彼の帰国が決まったとしても、あなた一人がアメリカに残って学位を終了することだってできるのです。その時は、彼があなたをサポートする番です。

あなたは真面目で向上心のある人です。「第二の人生が始まった」という決心を持ってすれば、きっと何かが見つかるでしょう。それまでは焦らずに、自分を責めずに、「これは適応期間なんだ」とどっしりと構えましょう。


アメリカ駐在の心構え
質問
30歳になる日本人女性です。数年間お付き合いしてきた社内の彼に来年アメリカ赴任が決まり、結婚することになりました。私は一度も海外に暮らした経験がなく(海外旅行は何度かあります)、英語もまったくしゃべれません。親元を離れた経験がなく、学生時代から今まで実家で暮らし、地元の企業に就職しました。今回、結婚を機に会社を辞め、彼といっしょにアメリカで新生活を始めます。あちらにはすでに赴任している社内の知人が多くいますが、それでも不安です。どんな問題が持ち上がってくることを覚悟していけば良いでしょうか。

回答
現地でまずつらいのは英語の問題です。次に問題になるのは移動手段です。ニューヨークなど地下鉄やバスの便がいい場所は別として、アメリカは車社会なので、車がなければどこにも行けません。この二つが障害になって、「言葉もできないし、車の運転も怖いので、週末、主人が買い物に連れて行ってくれる以外は、家にいてもいい。どうせ2-3年のことだし・・・」と、駐在員の妻で家にこもりきりになる人たちがいます。インターネットがあるので、日本の情報も入ってくるし、メールで日本の友達とやりとりもできるので孤立することはありません。しかし、この機会を使って、あなたの人生が豊かになる何かを始めることだってできるのです。外国を恐れ、安全に暮らすか、冒険して新しい世界に飛び込むかです。英語はなんらかの形で勉強して欲しいと思います。そして、早めに車の免許を取り、高速道路でも運転できるよう練習することです。

これ以外に、駐在員の妻の悩みとして多いのは、日本人コミュニティーでの人付き合いです。元々、人数が少ない中で友達になるので、日本のときの友達とは違うタイプの人たちと友達にならざるを得なくなります。そこで、「どうもしっくりいかない」「どこか合わない」というジレンマが生じるのです。

何よりも一番大切なのが、二人の関係です。駐在が決まって結婚したカップルにとっては、新婚生活が海外での暮らしになるので、そこで、協力しあい、助け合い、理解しあえるようになれるかどうかが、今後の結婚の質を決めるものになります。日本では、お互いに家族も友達もいましたが、外国ではお互いしかいません。彼には現地の会社の同僚や上司がいますが、彼らも、彼にとっては初めて一緒に働く人たちです。二人がうまくいくためには、とにかく、正直になって、話し合う時間をもうけ、お互いを理解することです。

最後に、現代の日本人女性はキャリアを持っている人が多く、妻の年齢によっては、「私が、今仕事を辞めると、帰国したときには仕事がないので」と、夫の駐在についていかない人も増えています。あなたは今30歳ですが、駐在終了後、仕事を続けられるなら、駐在中から日本での仕事復帰のことも考えた方がいいでしょう。赴任期間が長くなるのなら、アメリカで学位を取る、ビザを変更して現地でも仕事ができるようにしてもらうなどの、オプションも考えましょう。


アメリカの非効率的なシステムが耐えられません
質問
アメリカに引っ越してきて間もない者です。最近、インフルエンザにかかり、高熱が出たので近くのクリニックに電話をしたら、「今日は見れない、ドクターが初診の患者を見るのは3ヶ月先」と言われ、あきれてしまいました。英語を勉強しようと思い、語学学校に申込みに行くと「入学できるのは半年先」と言われ、アメリカはフレキシブルな国だと思ってきたのに、全くその逆の状況の多さにがっかりしてしまいました。アメリカに来たら、あれもしよう、これもしようと張り切っていたのに、何をするにも時間がかかり過ぎ、まるで私のやる気を妨害するかのような文化に、どう向き合えばいいのでしょうか。

回答
アメリカのアポイントメント制は徹底しています。学校のアドバイザーに相談するのもアポが必要、急に髪が切りたくなって美容院に電話をしても、何週間か先のアポになったりします。「今」病気なのに、「今」アドバイザーと話したいのに、「今」髪を切りたいのに、アポがずっと先なんて意味がないじゃないかと日本人は考えるものです。これらは、サービス精神における文化の違いを表しています。日本は、客を待たせても、「今日」客が必要としているサービスを提供するのがいいサービスであると考え、アメリカは、サービスを提供する日に客を待たせないこと、ひとり一人にきちんとしたサービスを提供することが、いいサービスと考えます。だから、「今日」サービスを受けたい人のために、「簡易」クリニックや「飛び込み専門」美容院などが存在し、そこでは専門的で行き届いたサービスは受けられませんが、応急処置的なサービスが受けられるようになっているのです。

日本人がアメリカに来てすぐの頃は、何でも時間がかかり、何でもアポイントメント制のアメリカのシステムにイライラするものです。でも、アポイント制のいいところは、その日には待たされない、ちゃんとしたサービスが受けられるところです。

アメリカでスムーズに暮らしていくためには、いずれ必要になることを、あらかじめ少し前から予定し、行動を始めることです。例えば、いつか急病になることもあるのだから、「今」病気でなくても、定期健診という形で医者にアポを取り、会っておくのです。多くの医者は、定期的に会っている患者であれば、急病であれば、朝電話すると、今日中にアポを入れてくれます。学校に行こうと考えるなら、半年から1年先の入学を頭に入れて、今から行動を始めることで、後のイライラを防ぐことができるでしょう。

アメリカで心地よく生きるには、まず焦らないこと、目的までの予定達成時間は必ずそれよりも長くなることを受け止めること、アメリカのやり方にイライラするのではなく、適応する努力をすることです。あなたがアメリカでやりたいことを達成できるのが一番大切なことなのですから、「日本のペース」で物事が進まないからといって、そこで努力が止まってしまわないようにしてください。


アメリカ人で友達と呼べる人ができません
質問
アメリカに来て一年が経ちました。まだアメリカ人で「友達」と呼べる人がいません。日本人とはすぐに仲良くなれるので、自分が悪いわけじゃないと思います。日本人の友達でもたくさんアメリカ人の友達がいる人がいますが、アメリカ人の人達は彼女を「一緒にいておもしろいし楽しい」と言います。私だって一緒にいておもしろいし楽しいと思うのですが、どうして私はそう思ってもらえないんでしょうか。言葉のレベルは同じぐらいだと思います。やっぱりアメリカ人は「友達」と呼べるような仲になるまで時間がかかるのでしょうか。または「友達」になる方法が違うんでしょうか?

回答
この質問を読んで気になるのは、アメリカ人の方からあなたを友達と思ってもらいたい、どうすれば彼らに友達として選んでもらえるだろうと悩んでいることと、アメリカ人の友達がいる日本人の彼女を意識していることです。あなたがなぜアメリカに来たのかはわかりませんが、アメリカに来て一年経つからアメリカ人の友達がいるべきで、それができている日本人が羨ましい・・・まるでアメリカ人の友達がたくさんいることがステータスのような感じがします。それはなぜでしょうか?

日本人と友達になるのに、どれだけの会話や時間がかかるか考えてみましょう。 それを異文化の人と英語でするわけですから、アメリカに来て一年で、アメリカ人の友達を作るのは大変なのは当然ですよね。今の時点では、日本人や外国から来た環境の似ている人達といい友達になれれば上出来ではないでしょうか。生活にしろ勉強にしろ仕事にしろ、外国人のあなたが心地よく接することができるのが肝心で、アメリカに住む孤独さや難しさをわかりあえる人を持つ方が必要な時期だと思います。あなたが、もっとアメリカに慣れ、英語もコミュニケーションのやり方もアメリカナイズされるにつれて、アメリカ人とつきあうことがどんどん楽になっていきます。だから今は背伸びをせず、他の日本人と自分を比べることなく、ここでやるべきことを淡々とやっていってください。そしてありのままの自分でアメリカ人に接することで、お互いに「合う」アメリカ人の友達ができると思います。焦って長続きしないアメリカ人の友達を作るより、長続きする本当の友達を作るほうがいいと思いませんか?


アメリカ人からの頼まれごとについて
質問
アメリカ人との付き合いのことで相談があります。彼らの干渉せず意思表示がはっきりしているところはいいのですが、ふとした瞬間にとても失礼だと思えるときがあるのです。例えば、グループプロジェクトなどで、その人がやりたくない作業に「You want to do that?」と聞いてくるときです。日本なら「やってくれますか」と聞くべきところを、どうして「やりたいか」と聞くのでしょうか。また「You might want to do this」と言われることもあります。直訳は「あなたはこれをしたいかも」ですが、どう考えても向こうがこちらに何かをして欲しいときにそう言うのです。こんなときどう対処すればいいかアドバイスをください。

回答
英語の教科書には人に頼み事をするときは「Could you---?」「Would you please----?」と言うようにとありますが、アメリカ人の中には「Do you want to---?」「You might want to---?」で頼み事をする人も多くいます。例えば「You want to do that?」と聞かれると、大抵の日本人は頭の中で「きっとこの人はやりたくないのだが、そうは言いにくいんだろう、それでこう聞くんだな」とか、「この人は丁寧に頼むのが恥ずかしくてこういう言い方をするのかな」と解釈して、「OK」と答えてしまいます。しかし、後でどうもしっくりこないと感じたり、いいように使われた気がしたり、その上アメリカ人からは期待していた感謝の言葉はないというのが現状です。

なぜアメリカ人はそんな聞き方をするのでしょうか。これはアメリカ人に多くみられる、自分の非を認めたり、自分のせいにされるのを極端に嫌う特徴に関係しているようです。このケースでは「自分がその作業をやりたくない」ことを認めず、かつ自分がやらないで済むには、相手がやりたければ一番都合がいいわけです。それで「やりたいか」という聞き方になるのです。こういうと、アメリカ人は意地悪で計算高いようですが、彼らは学校で小さい頃から、「自己主張」「交渉術」などを学ぶので、相手を陥れようとしてやっているのではなく、あくまでも自分の立場を守ることに重きを置いてやっているのです。

そんな相手のペースに巻き込まれずに対応するには、頭で解釈したことをそのまま言葉にする必要があります。「やりたいか」と聞かれたら「You don’t want to do that?(あなたはやりたくないの?)」とか「You want me to do that?(あなたは私にやってほしいの?)」と聞き返したり、「I can do it if you don’t want to(あなたがやりたくないならやってもいいよ)」と言うのです。事実をはっきりさせてからあなたがその作業をすれば「Thank you」が返ってきます。そうしなければ、あなたが思いやりでやってあげたことは、アメリカ人にはあなたがやりたくてやったのだと思わるだけです。

相手の文化を理解してそれなりの対応をすることで、不必要な怒りやフラストレーションを避けることができます。アメリカでは、思いやりも優しさも「有言実行」です。


アメリカでできる日本人の友達との関係に悩んでいます
質問
アメリカで暮らす主婦です。外国生活なのでここでの日本人の友達は大切にしようと、彼女に悩みがあれば相談にのり、母親同士なのでベビーシッターが必要なときは喜んでしてきました。でも、どうも一方的な気がするのです。私は親身になって何時間も話を聞いてアドバイスもあげるのに、彼女は同じ文句を繰り返すだけで何もしようとしないし、私が子供を預けたい時は都合が悪いと断ってきたりするのです。日本ならいい友達はたくさんいますが、ここでは彼女くらいしか親しい人がいず、このままの関係を続けるしかありません。何かアドバイスをお願いします。

回答
アメリカでの日本人との人間関係は特殊です。まず友達の対象になる相手が日本に比べると圧倒的に少なく、その中で友達を作るので、日本での友達関係と比べると「なにか合わない、ノリが違う、気を使う、落ち着けない、楽しくない」という関係になることが多く、本当にいい友達を得るのは難しいのです。しかし、日本語で話ができる、何かあったときに日本人なら信用できる、寂しい思いをしなくていい、などで関係が続いていきます。そして結果的に、週に何度も会う、電話で何時間も話す、というように必要以上に「密」な関係になってしまい、お互い息苦しくなってしまう場合があるようです。

まず、日本での友達と同じような友達はここではできにくいことを認識してください。それは同じ学校や職場で時間をかけて培った友情と、外国で知り合った日本人同士というだけの友情とは違うからです。いい友達を得るにはもっと積極的に人と出会う機会を探し、その後も出会った人と深く知り合う努力をする必要があります。ここで10人の日本人に会ってもその中であなたが「合うかな」と思える人は一人いればいいほうです。インターネットや友達の紹介、何かのサークルに入るなど、もっと多くの日本人を探し、その中で自分に合う人を見つけて、不自然でもなんらかの機会を作ってその人達と会い会話をしていくのです。

次に友達の悩みをどう聞くかですが、誰でも悩みの答えは最終的には自分で見つけなければなりません。いくらあなたがいいアドバイスをしてもそれはあなたの解決法であり彼女のものではないのです。あなたにできるのは「いい聞き手」になることで、彼女がアドバイスを求めてきたら「あなたはどうすればいいと思う?」と質問を返しましょう。そして彼女の話が聞ける時間をきちんと制限することです。あなたにとって都合が悪い時間なら「明日の夜なら話を聞けるよ」とか「今10分なら話せるけど」と始めに言い、それをきっちりと守るのです。もしそれで彼女が怒ったりあなたを責めたりしたら、彼女のあなたとの友情はその程度のものではないでしょうか。

外国で精神的に健康に過ごすためには友達は不可欠です。しかし外国である故に友達が作りにくいのも事実です。この二つを頭に入れて、出会いを恐れず、自分を表現し、いい人に会えなくてもあきらめず、良くない人間関係とは見切りをつけて、本当の友達を作る努力を続けてください。


アメリカに来て2カ月、生活のマンネリ化に悩んでいます
質問
アメリカに来てから、2ヶ月がたとうとしていますが、最近生活のマンネリ化に悩んでいます。 友達もあまりできず、もともと話下手なのですが、 人と話すことがなくストレスがたまってきています。 何に対してもやる気がなく食べてばかりいて過食症ぎみです。毎晩つらくなってしまい、時々泣いています。一体、何をどうしたらいいのでしょうか。お願いします。

回答
アメリカに来て初めの1~2ヶ月は、何もかも珍しく新しいことばかりで、時間はあっという間に過ぎて行きます。その後、ここでの生活に慣れ始めてから、少しずつ異文化で暮らすストレスはでてきます。アメリカに行ったらアメリカ人の友達を作って英語を早くマスターしよう!と意気込んできても、日本語から英語へ、頭の中で翻訳してから話すことは、大変なエネルギーを必要とします。あなたが今経験しているストレスや、やる気のなさ、つらい思いは、外国で暮らす人が一度は通る道です。でもこんな気持ちは、あなたの中にここへ来た目的と夢があれば、いつかはなくなっていくはずです。辛い時はがまんせず、自分を幸せにしてくれることをしましょう。日本の友達や家族と電話で話すこと、映画を見ること、スポーツすること、何でもいいからやってみてください。アメリカで2ヶ月サバイブしたんだから、それはそれで1つの成功。自分を誉めてあげてくださいね。


国際結婚でアメリカに来ましたが、生活に慣れることができません
質問
アメリカ人の夫と結婚して数年になります。夫とは日本で出会い、遠距離恋愛を経てシアトルで結婚しました。30歳を過ぎてからの外国生活に慣れることができず、日本に帰りたくて仕方がなくなってきました。私の英語がつたないもので、そんな私の気持ちを夫にうまく伝えられていないのか、彼は十分に理解しているように思えません。このままでは結婚生活も危ういかもしれません。マリッジ・カウンセリングを受けた方がいいのでしょうか。カウンセリングを受けたことがないので、夫を説得できないかもしれませんが、2人で受けた方が効果が高いのでしょうか。

回答
国際結婚している日本人女性達は、あなたがおっしゃるように「夫が理解さえしてくれたら」とよく言われますが、もし、彼が十分にあなたを理解できたとしたら、何が変わるのでしょうか。あなたのアメリカ生活が楽しくなるのでしょうか、夫との関係がよくなるのでしょうか?たぶんそれがあっても変わらない「辛さ」は存在し続けるでしょう。

国際結婚はとてつもない努力が必要です。まず、母国以外に住むようになったなら、そこの言葉を習得することから努力が始まります。次はそこの文化を勉強すること、そこで何かの仕事ができるような技術を身につけること、そしてシアトルであれば車の運転をすることです。「言葉・文化」「仕事ができること(常に働いているというのではなく、もし何かあったらいつでも働けるということ)」「車(NYなど車が不必要なところ以外)」はアメリカ生活の上での三種の神器と言ってもいいほど大切です。どんなに夫がいい人で、理解があっても、これらの神器はあなたが手に入れなければ意味がないのです。結婚だけが1人の外国人の生活を幸せなものにはしません。あなた自身がアメリカ社会に入り、そこで根をはっていかなければいけないのです。しかし、国際結婚で海外に出た人達の中に、日本を出たこと、日本を捨てたことだけで、「私はあなたのためにこれだけ犠牲を払った」という思いを持ち続け、新しい土地で根付こうとする努力をしない人が多くいます。この先、あなたがアメリカで幸せになれるかどうかは、これからのあなたの努力次第です。

おそらく、あなたは自分がすべきことも、やらなければならないこともわかっていると思います。ただ、アメリカに来たこと、生活することで疲れ切ってしまい、将来の不安やホームシックで、本来のあなたを失っているような気がします。今の時点では、1人でカウンセリングに行って、精神的元気を取り戻すといいと思います。結婚カウンセリングはあなたが元気を取り戻し、「これは夫にわかってもらいたい」「これははっきりさせておきたい」ということがわかってからでしょう。


冬になると気分が沈むため、SADではないかと疑っています
質問
Seattle に住んで数年になりますが、年を追うごとに、冬場に気持ちが沈みっぱなしになったり、いらいらしたりすることが多く、雨が不快に感じるようになる気がします。夏場になると、夏場だけは出来る趣味もあるので、こういったことは比較的減少し、結構活動的に過ごせます。よく言われるSADというものなのでは、と思っています。雨でも外出して気晴らしをすべきだと判ってはいますが、雨の中に出て行くことだけを考えるだけでも憂うつで、ついこもりがちです。このままシアトルに住み続ける可能性が高いため、毎年こんな思いをしなければならないかと思うと、さらに落ち込んでしまいます。ものすごく頑張れば、住む場所を変えることも出来るかとは思いますが、そこまでの精神的なエネルギーも全く持てません。これからの年月、気の持ち方をどう変えれば、私のこの、お天気に気持ちが左右される性格を明るく保っていけるでしょうか。雨が全く気にならないという方もいらっしゃるとたまに聞きますが、非常にうらやましいです。また、SADになっているかなっていないかの基準や、その対処に仕方について、処方薬で治すのが良いのか、また、軽度のSADの場合、医師の力を借りずに対処して治すことも可能なのかなど、具体的に教えていただければと思います。

回答
毎年、決まった時期に(ほとんどが秋から冬にかけて)気分がうつうつとして、元気がない、睡眠時間が長くなる、食べ過ぎるなどの症状を伴うのがSAD(Seasonal Affective Disorder)です。春になるとそういったものから解放されます。ただ、季節的雇用で、冬は仕事がない人や、学生で学校のスケジュールが冬はクラスがあまりない、などの季節的な環境の違いで精神的影響がある場合はSADではありません。SADはうつ状態の一種で、日常の生活に支障が出てきた場合は、抗うつ剤などの投薬治療やカウンセリングが必要です。

この方は、夏場には趣味があり気持ちが沈むことが比較的減少し、と言われていますが、それは、「夏は天気がいいので少しは気持ちが晴れる」ということでしょうか? もしそうだとすると、SADだからと冬場だけ投薬治療しても根本的な解決にはならないかもしれません。ここ数年のうちにあなたの人生に何が起きたか、なぜ年を追うごとに気持ちが沈んできたのかを考えてください。どういった事情でシアトルに住んでいらっしゃるのかわかりませんが、あなたの文面からは、なんとなく「自分の意志ではない」という感じがします。昔から衣食住足りて礼節を知ると言われているように、住む場所は人間の精神に大きく影響します。例えば、冬はほとんど夜のアラスカで、あなたが大好きなことをして毎日充実しているとしたら、暗さも寒さも苦にはならないでしょう。シアトルの現在の生活はどうでしょうか?

生活には不自由していないからといって、それで人間は幸せにはなりません。趣味があってもまだ十分ではないのです。社会とのつながり、様々な人とのつながりはありますか? シアトルに住み続けるなら、この土地で、気晴らし程度のものでなく、あなたが打ち込めるもの、好きなこと、やりたいこと、それをやっていると周りのことも天気も気にならないものを見つけてください。そして、今の生活であなたの気分を沈ませる原因を追求してください。根底の原因を解決すること、そしてシアトルで楽しいもの好きなものを見つけることで、きっと「あ、そういえば雨だった」という日が来ると思います。


シアトルに多いというDepressionになっているような気がします
質問
シアトルは"Depression"の人が多いと聞きましたが、どういう症状が起こるのか 知りたいです。 こちらに来て、学校に通っていたのですが、最近止めてアルバイトを 始めました。でも、あまりやる気が起こらず、すぐ疲れてしまうのです。日本での生 活とこちらでの生活のレベルに差をとても感じています。 主人も学生なので貧乏な のは仕方ないとは思ってるのですが、日本で裕福な生活をしている友人夫婦等の話を 聞くと、どうして私は。。。と時々思ってしまうのです。 他人との生活を比較するべ きではないのでしょうが。

回答
環境の変化、生活レベルの変化など、いろいろなチャレンジがあるようですね。学校をやめた理由は何かわかりませんが、文章からは生きる目的とか希望が感じられません。変化の中で自分を見失うのはよく起きることです。疲れているときは、まず、休みましょう。体も心も休養が必要です。そして自分を取り戻す努力をしてみてください。これからのシアトルの生活の中に、あなたの目標や夢を見出しましょう。日本のお友達と比べて、経済的に劣っているように感じられているようですが、アメリカでしか経験できないこと、得られないこともたくさんあります。自分の生き方に方向づけができたら、自分を他人と比べることも少なくなっていくと思います。


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